室内で育てる水耕栽培。外より環境が安定しているとはいえ、野菜にはそれぞれ「耐えられる温度の限界」があります。
これを無視して育てると、夏に根腐れしてドロドロになったり、冬に寒さで枯れてしまったりします。まずは目安となる基本の言葉を知っておきましょう。
耐暑性(たいしょせい)とは
文字通り、暑さに耐える力のことです。
一般的に、最高気温が30℃以上の「真夏日」や、35℃以上の「猛暑日」になっても、バテずに育つことができる性質を指します。
※水耕栽培では、この気温になると水温も上がり酸欠になりやすいため、この力がない野菜は夏越しが難しくなります。
耐寒性(たいかんせい)とは
寒さに耐える力のことです。
一般的に、気温が0℃を下回る冬の屋外で、霜が降りたり土が凍ったりしても、細胞が壊れずに生き残る性質を指します。
※室内の窓際は、夜間に外気と同じくらい冷え込むことがあるため、この「霜に耐える力」があるかどうかが冬越しのカギになります。
性質別の代表的お野菜をご紹介
室内水耕栽培で人気の葉野菜を、温度への強さで分類しました。
- 高温性野菜 × 耐暑性【あり】
代表:空芯菜(クウシンサイ)
特徴: 暑ければ暑いほど元気! 真夏日や猛暑日が続いてもグングン育ちます。水温が高くても根腐れしにくい、夏の室内水耕の救世主です。
空心菜 種 エンサイ エンツァイ タキイ 種苗 家庭菜園 プロ向け 大袋 小袋 農家 セレクト たね タネ 価格:357円~ |
【中国野菜】エンツァイ(エンサイ)【サカタのタネ】(13ml)空芯菜/野菜種[春まき]923371 価格:247円 |
- 高温性野菜 × 耐暑性【なし】(猛暑が苦手)
代表:大葉(シソ)
特徴: 夏野菜ですが、日本の近年の「猛暑日(35℃以上)」のような極端な暑さは苦手です。
注意点: 気温が高すぎると葉が硬くなったり、水温上昇による酸欠で根腐れを起こしたりします。「暖かいのは好きだけど、暑すぎるのは無理」というタイプなので、夏場は直射日光を避けた涼しい場所で管理しましょう。
【シソ】大葉青しそ 【サカタのタネ】(5ml)野菜種/青シソ[春まき]923084 価格:247円 |
- 冷涼性野菜 × 耐寒性【あり】
代表:小松菜
特徴: 寒さに非常に強く、霜が降りるような0℃以下の環境でも枯れずに耐えます。寒さに当たることで葉が凍らないように糖分を蓄えるため、甘みが増しておいしくなります。
小松菜 種 コマツナ さくらぎ サカタ の タネ 家庭菜園 プロ向け 大袋 小袋 農家 セレクト 価格:590円~ |
- 冷涼性野菜 × 耐寒性【なし】(霜が降りるとアウト)
代表:レタス(サラダ菜)
特徴: 涼しい気候を好みますが、小松菜のような「凍結への耐性」はありません。
注意点: 0℃近くになって霜に当たると、葉の細胞が壊れてドロドロになってしまいます。冬に育てる場合は、窓際の冷気から離し、最低でも10℃以上を保てる暖かい場所が必要です。
【ガーデンレタス】ガーデンレタスミックス【サカタのタネ】(4ml)野菜種[春まき][秋まき]923676 価格:346円 |
- 耐暑性も耐寒性も【あり】(最強のタフ野菜)
代表:ネギ(万能ねぎ)
特徴: 真夏の猛暑から真冬の霜が降りる寒さまで耐え抜きます。1年中いつでも始められる、失敗知らずの優等生です。
【香りがひきたつ小ねぎ】緑秀【サカタ交配】(15ml)野菜種[春まき][秋まき]923800 価格:346円 |
- 耐暑性も耐寒性も【なし】(デリケートなお嬢様)
代表:ミツバ
特徴: スーパーでよく見かけますが、実は「暑いと溶け、霜が降りると枯れる」という、非常に繊細な性質です。
水耕ポイント: 猛暑日には暑さで根がやられ、冬の凍えるような寒さでは葉が枯れてしまいます。常に15℃〜25℃くらいの「人間にとって一番快適な温度」をキープしないと、なかなか機嫌よく育ってくれない野菜です。
【関西系ミツバ】白茎三ツ葉(三つ葉) 【タキイ種苗】(4ml)野菜種[春まき][秋まき]MF 価格:212円 |
【ミツバ】白茎みつば 【サカタのタネ】(10ml)野菜種[春まき][秋まき]923082 価格:247円 |
自分の部屋の今の温度をチェックして、無理のない品種選びをすることが、室内水耕栽培を成功させる一番の近道です。
